【感想】『証券会社がひた隠す米国債投資法』【堅実派におすすめ】

ビジネス書や金融本で独学中の、あとうです。

『証券会社がひた隠す米国債投資法』(著:杉山 暢達)の本を読んだので、ブログでレビューします。

  • 株式投資は苦手でも資産運用に興味あり
  • 米国債(ゼロクーポン債)って何?
  • 幅ひろい金融知識を勉強したい

米国債(≒ゼロクーポン債)についてイチから学べる本

『米国債』について、私のような金融素人でもわかる内容です。

本書を手にとるまで『米国債』という言葉を知りませんでした。

詳細な内容はネタばれになるので書けませんが、本書でたびたび触れる『ゼロクーポン債』についてカンタン例で説明しますm(__)m

米国債(≒ゼロクーポン債)の例

【例】30年後に100万円受け取れるゼロクーポン債(97万円)で販売

今の時代に97万円のゼロクーポン債を購入

30年後に債権を償還へ

②受け取れる金額は100万円

30年後の3万円の差額が利益になる流れです

※100万円はあくまでも例です。より少ない金額も可能です。

投資金額シミュレーションはHS証券のHPがわかりやすかったので貼っておきます。

上記の例を補足しますとゼロクーポン債(97万円)は金利がもらえないぶん、30年後の額面(100万円)よりも安く買える仕組みです。

債権の差額である3万円が将来の価値で、計算上では3%の利回りです。

この将来の利回りがポイントです。

本書で説明されているのが30年後の『円の価値』です。

経済がインフレをめざすなかで3万円は果たしてたった3%の価値なのか?

今後の円の価値は上なのか?下なのか?

本書の内容は米国債の購入について書かれているで、デフレインフレどちらを想定しているのか、なんとなく推測できる人もいるとおもいます。

もし、デフレとインフレについてピンとこなければ、山崎元氏『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』から読むのがおすすめです。

投資以外の経済情報ものっているので、ひろく浅くの勉強スタイルに合う本でした。

【実践へ】『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(投資初心者向き)投資信託と株式投資を独学で実践している、あとうです。 『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』は投資前ある...

 

著者(杉山暢達)ってどんな人?

著者のプロフィールを簡単にまとめさせていただきます。

  • 元証券会社勤務の金融の専門家
  • ファイナンシャルプランナー(FP)
  • 証券会社と利害関係のない人物

証券会社のお抱え人物だと、ヨイショした内容でしらけがちですが、本書は『米国債(≒ゼロクーポン債)』のメリットとデメリットも書いてあるので読みやすかったです。

 

【著者プロフィール】
杉山暢達(すぎやま のぶみち)

株式会社ゴールドハーツ代表。1967年大阪府生まれ。
1989年京都大学法学部を卒業後、ゴールドマン・サックス証券に入社。
2000年マネージングディレクター。
2004年パートナー(全社員の中の上位約300人)に選ばれるも、これを辞退。
2005年ゴールドマン・サックス証券を退職し、金融業界を引退。

現在はファイナンシャルプランナーとなり、株式会社ゴールドハーツを設立。

(引用元:Amazon 著書プロフィール欄より)

【学べる内容】米国債の性質や買い方、リスクの可能性など

『証券会社がひた隠す米国債投資法』を読むまで『米国債』について知りませんでした。

  • アメリカの金利?
  • 国債?

無知まる出しですが、本書は株式投資をかじっていなくても読める内容にまとまっています。

むしろ、はじめから米国債の仕組みを知っていれば、いまのポートフォリオ(株式多め)ではなかったとさえ思います。

投資法を勉強というよりも知らない金融の仕組みを学びたい人向きの本です。

この投資法をすれば儲かる的な内容ではないので、ご安心を。

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【書評】『米国債投資法』は手間がかからない内容

シンプルにいえばほったらかしの米国債投資法です。

長期をみすえた投資なので対象者が限定されている印象をうけました。

下記の向き不向きはあくまで、本書を読んだ個人的な感想です。

【米国債(≒ゼロクーポン債)向き?の人】

  • 安定収入(≒資金余力)のある人
  • 20代~50代ぐらい

長期投資なので、定年退職後からゼロクーポン債をはじめるのは効果が薄いです。

細かい前提条件はネタばれになるので本書で確認おねがいいたしますm(__)m

  • 投資に手間をかけたくない人向きの内容です
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【感想】『米国債投資法』は30年後をみすえた堅実さ

『証券会社がひた隠す米国債投資法』は知らないことだらけで勉強になりました。

題名に『投資法』とあるので、いっけん、相場の流れを観察しておこなう内容なのかと思っていましたが真逆でした。

いわば放置スタイルで安定収入のある人向けの堅実な話でした。

本書内ではリスクについての言及もされていますので必ず読んでおきましょう。

国債の性質もあるためか、年1回ごとに買い付ける投資タイミングはとても魅力的にかんじました。

ひとつ残念なところは『米国債』はお金持ちや資金力がモノをいう世界かもしれません。

私のような平々凡々には本書で指摘されている自分年金の対策としては、すこし難しいと思います。

それでも、1つの選択肢として『米国債(≒ゼロクーポン債)』の存在を学べたのは収穫です。

内容自体は、ていねいに解説されていて共感がもてました。

資産運用の勉強としておすすめの1冊です。

 

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m