飛行機の待ち時間が意外と好きな、あとう(@ato_ganai)です。
旅に持っていきたい本を【3冊+α】厳選してみました!
エッセイ、旅行記(紀行文)、ノンフィクションとあります。
文庫本サイズだと持ち運びの苦労も最小限です。
(本によっては電子書籍版もあります)
最後に【旅行の本選びのポイント】も載せました。少しでも参考になれば嬉しいです。
ご自身のスタイルに合った方法で読書を楽しみましょう
待ち時間のスマホを本に変えて良い旅を~
旅行にオススメな本(文庫本&電子書籍版)
旅行で持参するのは文庫本&電子書籍どちらでも良いと思います。
あらかじめ数冊読む時間を確保しているなら電子書籍のほうがオススメです。
『十六歳のオリザの冒険をしるす本』平田オリザ
旅好きなら一度は夢想する『世界一周』の旅行記です・・・
という一言ではまとめられませんw
すこし昔の本なのでAmazonプライムでは売っていません。
Amazon公式だと(kindle電子版)しかありませんでした。
参考までにリンクのせておきますが、古本屋や図書館のほうが早いかもしれませんm(__)m
- 高校生が約二年かけて世界を一人旅している
(バックパッカーの方は特におすすめ) - 主人公の移動は主に自転車!
(旅の移動の大変さが身にしみますね) - 誰もが経験してきた思春期の悩みが書かれている
(みずからの人生を重ね合わせながら読むと心がヒリヒリしますw)
高校生が世界へと挑戦する姿勢に、イチ読者としてわくわくが止まらなかったです。
ましてや時代が時代。
当時(1979年)はパソコンやスマホはどこにもありません。
考えただけでも、すごい挑戦だと思いませんか?
情報収集や連絡手段の大変さも本の中に書かれています。
友人との手紙のやり取りの場面などは、個人的にはお気に入りです。
これから一人旅をする方にはもってこいの一冊かと思います。
ちなみに平田オリザ氏は劇作家として有名ですが、『幕が上がる』という小説も書いています。
2015年にももいろクローバーが主演して映画化されました。
小説の読む時間がなければ、Amazonプライム会員の動画見放題で閲覧可能です。(★2018年8月31日情報)
高校生のころに経験した『旅』が、多才の源泉になっているのかもしれませんね。
『インパラの朝 ユーラシア・アフリカ大陸684日』中村 安希
第7回(2009年) 開高健ノンフィクション賞受賞作です。
『旅』のテーマでなくても今まで読んできたノンフィクションの中でかなりオススメです。
Amazonはkindle版と単行本しか置いていないようです。
他は文庫本の取り扱いがありました。
※値段が高いほうは単行本なのでお間違えないように。
う~ん・・・読み終えてからしばらく考えて気づいたのは、作者の言葉の選び方。
文章がなにより美しいです!
いままでノンフィクション本を選ぶときは、作者の体験内容(≒テーマ)を重視していました。
【今までの読書体験】
- 小説
→きれいな文章を読みたいとき - ノンフィクション
→ワクワクする疑似体験をしたいとき
失礼ながら文章だけで比較すると小説にかなうノンフィクション作品は少ないと思っていました。
ノンフィクション本なのに小説のような文字選び。
印象がくつがえった一冊です。
もちろん『インパラの朝』は内容も濃いのでご安心くださいw
【内容を簡単に紹介】
- ユーラシア大陸~アフリカ大陸を684日間かけて旅した記録が刻まれています。
- 47ヵ国を旅した中で作者の印象的な出来事がつづられています。
- 47か国すべての出来事が記載されているわけではありません
列車での騒動やアフリカ人男性との対峙?など、旅にまつわる出来事は旅行に最適です。
最後にもう一度言わせてください。
文章が美しい!
- ユーラシア大陸、アフリカ大陸を旅して感じた作者の視点
- 684日間のべ47ヵ国の記録が濃縮されている作品
- ノンフィクションの楽しさもさることながら、なにより文章が美しい!
『世界中で迷子になって』角田光代
小説家としては有名すぎる角田光代氏のエッセイです。
旅行と日々の買い物観がつづられています。
もう少し旅行の記述が多ければと思いましたが、バスのトイレエピソードは海外旅行あるあるとして思わず笑ってしまいました。
小説しか読んだことない方は、あらたな角田氏の一面を知るよい機会だと思います。
- 角田光代氏の意外な一面を発見できる1冊
『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』若林正恭(※単行本です)
現時点では単行本のみなので【番外編】とさせていただきますm(__)m
文庫化されていないのが惜しい一冊です。
作者の名前をみて、すでにお気づきかもしれませんw
オードリーの若林正恭さん(芸人)の旅行記です。
日本旅行作家協会主催の『第三回斎藤茂太賞』を受賞した作品です。
- キューバ旅行者にはとくにオススメ!
- 著者の心地よい毒気が文章に散りばめらています
- 最後まで読み進めていくと・・・途中の文の意味がスッと入ってきます。
(※ネタばれになるので詳細は書けませんm(__)m)
若林さんの性格をあまりご存知ない方は、最初に『完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込』を読むのがオススメです。
『人見知り~』は旅の本ではありませんが、作者の物事のとらえ方がわかる文庫本です。
旅行の本選びのポイント
本の良し悪しは読者の感じた方によって違います。
もちろん旅行に合う本の選び方に正解はありません。
一人旅、カップル、家族旅行と旅行スタイルは異なると思います。
節約したい方は読み放題対象本から逆算する読書がオススメです。
理由は読み放題を活用して節約できるからです。
『Kindle Unlimited』もAmazonプライム会員の『Prime Reading』どちらも初月無料体験があります。
もし体験してみて合わなければ、無料期間内に解約もできます。
どちらが良いかは読書量によりますが、本のタイトル数はkindleアンリミテッドが12万冊以上と断トツに多いです。
電子書籍の端末はFireHD8を使用しています。
感想については【FireHD8】旅行ガイドブックにもおすすめ(るるぶもOK)でまとめていますのでご興味ある方はごらんください。
最後に読書が有意義なものになるように旅に合う本選びのポイントをまとめてみました。
- 文庫本は汚れる前提で
旅先では旅行カバンに入れて持ち歩くため、文庫本カバーなど対策をしたほうがよいです。 - ぶ厚い文庫本は避ける
移動の事を考えると旅行カバンはできる限り軽くしたいですね。 - 暗すぎる内容は避けたほうが無難です
暗い話が悪いとかではありません。
旅の目的が読書なら、重たいテーマも全然アリです。
ただし深刻なテーマに引っ張られて、旅の足取りまで重くなるのは避けたほうが無難です。
以上が、個人的に感じた【旅行の際の本選びのポイント】です。
【電子書籍】と【紙の本】で悩んでいる人は、参考までにこちらの記事で解説しています。

旅先でもし目が疲れてきたらオーディオブックの『耳』の選択肢もアリありです。

移動時間を有意義につかって、読書を楽しみましょう~
最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m